”いいダンスインストラクター”と”悪いダンスインストラクター”の見分け方
東京でダンススクール経験者の集まりがあり、話を聞く機会がありました。
超一流のダンサーでダンススタジオを経営されている人もいれば、ダンサーではなくてダンススタジオの経営をされている人もいました。そして異口同音に皆さんおっしゃられるのは、ダンスのスキルとダンスインストラクターのスキルは全く別物。ダンスが上手い人、超一流のダンサーでも必ずしもいいインストラクターではない事。
また、単に通ってる生徒が多いからといって、その人がいいインストラクターとは限りませんし、もちろん悪いインストラクターとも限りません。知り合いや口コミで評判がいいからといって、あなたに合うかどうかは分かりませんし、コンテストやバトルで優勝実績があるからといって指導力が高いとは限りません。
「これからダンスを始めようと」という方が、様々な理由でダンススタジオの門をたたくわけですが、同じジャンルでもインストラクターが何人かいて、誰のレッスンがいいのか正直わからないと思います。
そんな方のためにダンススタジオでは通常「体験レッスン」というプログラムがあります。無料もしくは割安な価格でレッスンを受けてみることができるシステムです。
初心者の時期に「いいインストラクター」と出会う出会わないで、その後のご自身のダンスキャリアは大きく違ってくるかもしれません。その意味で入口は非常に大事ですね。
それでは、オーナーとして7年間ダンススタジオを経営してきた経験で、「いいインストラクター」と「悪いインストラクター」見分けるポイントをご紹介致します。
悪いインストラクターの特徴
①時間にルーズ(遅刻)
②ドタキャンする(予告なしの休講)
③先週の振りを忘れる、または繰り返す(振りを作ってこない、または振りを作れない)
④準備していない(その場で適当に流す、振りを考える時間でレッスンが頻繁に止まる)
⑤できない人に合わせる(レッスンが進まない)
①~④まではセットで当てはまる残念なインストラクターが多いです。
多分、バイト気分で先生としてレッスンを任せられているという自覚がない人。
少しばかりダンスが上手いからといって任せられたレッスンの準備もしないでプロとしていかがなものか。
その場で振りを考えるなんて100年早い。若いうちからそうだといつまで経っても引き出しは増えない。
当スクールで7年間インストラクターをお願いしているOMI先生。有名な一流ダンサーでお忙しい筈なのに、これまで遅刻ドタキャンは1回もなし。毎回きちんと振りを準備しておられて15分前にはスタジオに入られて準備されている。
それをご自身何十年も繰り返されている。引き出しがどんどん増える筈ですね。
いいインストラクターを見分ける最大の特徴
ずばり声掛けができるかどうか!です。
体験などで、初めてレッスンに参加する人にはせめて名前は聞いてほしいところ。
それどころか、何年生?とかダンス経験は?ダンスは何が好き?音楽は? とか声掛けする事はいくらでもあります。
ダンス業界では、20年前から、マーケットを拡げるに中高年をターゲットの一つとしていました。しかし、なかなかダンススタジオに通う中高年のダンス愛好家人口は増えませんでした。敷居が高いそうです。
一方、スポーツジムなどで、プロのダンサーではない方もインストラクターとして多くのダンスクラスを持たれています。レッスンの前後ばかりかレッスン中でもユーモアを交えた声掛けを生徒さんにしておられます。昨今のZUMBAプログラムやリトモスプログラムの隆盛を思うと成程と考えさせられます。多くの生徒さん(ファン)を持って、ジム内だけでなくサークルとしても活動されており、いわゆるダンス人口も結果として増えてきています。ダンススタジオもダンスインストラクターも反省しなければなりません。
ちょこちょこ自分に話をしてくれるインストラクターはハッキリいってイイ人です。
そういうインストラクターは、生徒も多く、ダンスを始めて何年もその人のレッスンに通っているという人がいます。
レッスンに通うのが楽しみになり、どんどんダンスが上手くなっていくパターンになります。
インストラクターというのは全員が全員、そうあるべきだとは思いますが、残念ながらそうではありません。少なくとも上記に挙げた悪いインストラクターのハズレだけは避けていきましょう。
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